FUE法とFUT法の違いは?傷跡・費用・メリット・デメリットを比較

AGA・植毛

自毛植毛について調べていると、

「FUE法とFUT法って何が違う?」

「傷跡が目立ちにくいのはどっち?」

「FUEとFUTでは費用が違う?」

「刈り上げないで植毛できる?」

など、さまざまな疑問が出てきます。

自毛植毛では、後頭部などから毛髪を採取して薄毛部分へ移植しますが、毛髪を採取する方法にはFUE法とFUT法があります。

そもそも自毛植毛とは?費用・メリット・デメリットを詳しく知りたい方はこちら

この記事では、FUE法とFUT法について、

  • 採取方法の違い
  • 傷跡の違い
  • 費用の違い
  • 刈り上げの有無
  • メリット・デメリット
  • どんな点を比較すればいいのか

を初心者にも分かりやすく解説します。

先に結論をいうと、FUEとFUTは採取方法が大きく異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

どちらが適しているかは、薄毛の範囲や必要なグラフト数、髪型、傷跡への考え方、予算などによって変わります。

FUE法とFUT法の違いを簡単に解説

まずは、それぞれの方法を簡単に見てみましょう。

FUE法とは?

FUE法は、後頭部などから毛包を含むグラフトを1株ずつ採取する方法です。

小さなパンチを使って毛包を個別に採取し、その後、薄毛が気になる部分へ移植します。

後頭部の皮膚を帯状に切り取らないため、FUT法とは傷跡の残り方が異なります。

FUEでは採取部に点状の傷跡が残る可能性があります。 

FUT法とは?

FUT法は、後頭部などから毛髪のある頭皮を帯状に採取する方法です。

採取した皮膚から毛包単位のグラフトを分け、薄毛部分へ移植します。

採取した部分は縫合するため、基本的に線状の傷跡が残ります。 

FUT法は「ストリップ法」と呼ばれることもあります。

FUEとFUTの最大の違いは「採取方法」

FUEとFUTの一番大きな違いは、

「後頭部から毛髪をどのように採取するか」

です。

FUE法

毛包を1株ずつ採取

→ 採取部に点状の傷跡が残る可能性

FUT法

頭皮を帯状に採取

→ 縫合するため線状の傷跡が残る

つまり、簡単にいうと、

FUE=点状の傷跡

FUT=線状の傷跡

という違いです。

ただし、傷跡の見え方には個人差があります。

FUE法のメリット

線状の傷跡を避けられる

FUEでは後頭部の皮膚を帯状に切り取らないため、FUTのような線状の傷跡にはなりません。

そのため、

「線状の傷跡を避けたい」

という人がFUEを検討することがあります。

ただし、FUEでも採取部には点状の傷跡が残る可能性があります。

刈り上げ方法を選べる場合がある

FUEでは、クリニックや必要なグラフト数などによって、

  • 全体を刈り上げる
  • 採取部分だけ刈り上げる
  • 部分的に刈り上げる
  • 非剃毛で行う

などの方法が用意されている場合があります。

ただし、FUEなら必ず刈り上げなしでできるわけではありません。

自分の髪の長さや必要なグラフト数によって、できる方法が変わることがあります。

FUE法のデメリット

傷跡が完全になくなるわけではない

「FUEは切らない植毛だから傷跡が残らない」

という説明を見かけることがありますが、これは注意が必要です。

FUEもパンチで皮膚から毛包を採取するため、採取部に点状の傷跡が残る可能性があります。 

傷跡の見え方は、

  • 採取するグラフト数
  • 採取範囲
  • 採取密度
  • 髪の長さ
  • 個人差

などによって変わります。

採取する量が多い場合はドナーの状態が重要

FUEでは毛包を1株ずつ採取するため、たくさんのグラフトを採取する場合には、後頭部などのドナー部分をどのように使うかが重要になります。

そのため、

「何グラフト採れるか」だけでなく「将来のためにどれくらい残せるか」

という視点も大切です。

FUT法のメリット

一度に多くのグラフトを扱いやすい

FUTでは後頭部から皮膚を帯状に採取し、その中から毛包単位のグラフトを作ります。

そのため、比較的大きな範囲への移植を検討する場合に選択肢になることがあります。

ただし、実際に採取できるグラフト数は、ドナー部分の状態などによって変わります。

採取部の傷跡が線状になる

FUTでは採取した部分を縫合するため、傷跡は基本的に線状になります。

FUEのように点状の傷跡が複数できる方法とは、傷跡の形が大きく異なります。

FUT法のデメリット

線状の傷跡が残る

FUTの大きな特徴の一つです。

後頭部の皮膚を帯状に採取して縫合するため、線状の傷跡が残ります。

短い髪型を希望する場合は、

「自分の髪型で傷跡がどの程度見える可能性があるか」

を事前に確認しておくとよいでしょう。

縫合が必要

FUTでは皮膚を帯状に採取するため、採取部を縫合します。

そのため、術後の傷のケアや抜糸・抜鉤の有無などについて、事前にクリニックへ確認しておきましょう。

FUEとFUTの費用はどっちが高い?

これはクリニックによって異なります。

FUEのほうが高く設定されているクリニックもありますが、FUEが必ず高いわけではありません。

実際に2026年の公開料金を見ると、同じ1,000株でもクリニックによってFUE・FUTの価格設定が異なります。

そのため、

「FUEだから○万円」

と一律に考えることはできません。

料金を見るときは、次の項目を確認しましょう。

  • 基本料金
  • グラフト料金
  • 麻酔代
  • 薬代
  • 検査費用
  • 術後診察
  • 剃毛料金
  • 医師指名料
  • モニター条件
  • その他の追加料金

特に重要なのは、

最終的にいくら支払うのか

です。

広告に表示されている料金だけで判断せず、見積もりを確認しましょう。

1グラフトと1本は違う

植毛について調べていると、

「1,000グラフト」

「2,000グラフト」

などの表現が出てきます。

ここで注意したいのが、

1グラフト=髪の毛1本ではない

ということです。

毛髪は、複数の毛包がまとまった「毛包単位」として存在する場合があります。

そのため、

1,000グラフト=1,000本

という意味ではありません。

植毛の費用を比較するときは、グラフト数だけでなく、その料金に何が含まれているのかも確認しましょう。

FUEとFUT、どちらを選べばいい?

「FUEとFUTのどちらがいい?」と迷う人も多いと思います。

ただ、単純にどちらか一方を選ぶのではなく、自分が何を重視するかを考えることが大切です。

傷跡の形を重視する

FUTは線状の傷跡になるため、線状の傷跡を避けたい場合はFUEも比較対象になります。

ただし、FUEでも点状の傷跡が残る可能性があります。

短髪にすることが多い

短髪の場合は、FUE・FUTどちらについても採取部の傷跡がどの程度見える可能性があるのか確認しましょう。

「FUEなら絶対に傷跡が分からない」

というわけではありません。

多くのグラフトが必要

薄毛の範囲が広い場合は、必要なグラフト数とドナーの状態を確認したうえで、FUE・FUTのどちらが適しているか医師に相談しましょう。

費用を重視する

FUE・FUTという術式だけで判断せず、

「手術に必要な総額はいくらなのか」

を比較しましょう。

クリニック選びで確認したい7つのポイント

植毛を検討する場合、料金だけではなく以下のポイントも確認しておきましょう。

① なぜそのグラフト数が必要なのか

「1,000グラフト必要です」と言われたら、

「なぜ1,000グラフト必要なのか?」

を確認しましょう。

② 最終的な総額はいくらなのか

表示価格だけではなく、

実際に支払う金額

を確認します。

③ 手術のどの工程を誰が担当するのか

カウンセリングだけではなく、

実際の手術を誰がどこまで担当するのか

を確認しておきましょう。

④ 自分と似た症例を見る

症例写真を見るなら、

  • 自分と似た薄毛
  • 生え際
  • 頭頂部
  • 近いグラフト数
  • 術後の経過

などを確認すると比較しやすくなります。

⑤ 傷跡について質問する

「傷跡は残りますか?」

だけではなく、

「短髪にした場合、どの程度見える可能性がありますか?」

と聞いてみましょう。

⑥ 術後のサポートを確認する

  • 術後診察
  • 薬
  • 傷の確認
  • トラブル時の対応
  • 再診

などがどうなっているのか確認しましょう。

⑦ AGAの進行について相談する

植毛した部分だけではなく、植毛していない既存の毛髪が将来的に薄くなる可能性についても考える必要があります。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、自毛植毛術は男性型脱毛症に対する治療選択肢の一つとして扱われています。

FUE・FUTを選ぶ前に知っておきたいこと

FUEとFUTは、単純に「新しい方法と古い方法」という比較ではありません。

大きな違いは、ドナー部分から毛髪をどのように採取するかです。

FUEは点状の採取痕、FUTは線状の傷跡という違いがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

また、必要なグラフト数だけを見るのではなく、

「今だけではなく将来の薄毛も含めてどう計画するか」

という視点も重要です。

まとめ

FUE法とFUT法の大きな違いは、毛髪を採取する方法です。

FUE法

  • 毛包を1株ずつ採取
  • 点状の傷跡が残る可能性がある
  • 線状の傷跡にはならない
  • 刈り上げ方法を選べる場合がある
  • クリニックによって費用が異なる

FUT法

  • 後頭部の皮膚を帯状に採取
  • 採取部を縫合
  • 線状の傷跡が残る
  • 多くのグラフトを扱う場合の選択肢になる
  • クリニックによって費用が異なる

どちらにもメリット・デメリットがあります。

そのため、

「FUEだから良い」「FUTだから悪い」と決めつけるのではなく、薄毛の状態・必要グラフト数・髪型・傷跡・費用などをまとめて比較することが大切です。

よくある質問

FUEとFUTはどちらが痛い?

痛みや術後の経過には個人差があります。

麻酔方法や術後のケアについて、事前にクリニックへ確認しましょう。

FUEなら傷跡は残らない?

いいえ。

FUEでも採取部に点状の傷跡が残る可能性があります。

FUTは傷跡が残る?

はい。

FUTでは採取した部分を縫合するため、線状の傷跡が残ります。

FUEは刈り上げが必要?

必ずしもそうとは限りません。

クリニックや採取方法によって、部分剃毛や非剃毛などの方法が用意されている場合があります。

1,000グラフトなら髪の毛1,000本?

違います。

1グラフトには複数の毛包が含まれる場合があるため、グラフト数と毛髪本数は同じではありません。

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